カルバマゼピンはスイスやイギリスで抗てんかん薬として発売され、その後に三叉神経痛の抑制効果も発表されその後日本国内ではてんかん治療薬としても使用されています。また、抗躁作用も報告され、その治療効果も確認されました。

カルバマゼピンの成分の歴史について

カルバマゼピンは1957年に作られた歴史ある抗てんかん薬の成分です。
その後、1962年に三叉神経痛の発作抑制効果が報告され、抗てんかん薬としてスイスやイギリスで利用されるようになったのはさらにその翌年になる1963年となります。
日本国内でカルバマゼピンが扱われるようになったのは1966年の事であり、てんかん治療薬や三叉神経痛治療薬として現在に至るまで広く利用されています。
日本国内での発売後はてんかんによる興奮を改善する効果が知られるようになり、抗躁作用がある事が1970年頃に報告されています。
その後、躁うつ病の躁状態の治療に効果がある事が確認されて1990年にはてんかんと三叉神経痛の治療効果に加えて躁状態の治療効果が追加承認されています。
また、比較的最近ではアルツハイマーや認知症に対する有効性も報告されていて、歴史のある薬ではありますがまだまだ未知の部分も多く残されていて、今後の研究次第ではさらに新たな発見がある可能性があります。
ただ、その一方で服用する事によって自殺したいと考えるようになる自殺念慮や実際に自殺しようと行動する自殺企図の割合が高くなるという警告がなされるようになり、日本でも2009年以降に認可された抗てんかん薬についてはこの事を警告する表示が追加されるようになっています。
そのために、カルバマゼピンを成分として用いている薬を用いる際には、自殺念慮や自殺企図についても気をつける必要があります。
その他の副作用としては倦怠感、おう吐感、めまい、眠気などの症状が現れる場合がある事が知られています。
カルバマゼピンを服用する事によって何か体に異常を感じた場合は、すぐに医師に相談をするようにした方が良いです。