カルバマゼピンはスイスやイギリスで抗てんかん薬として発売され、その後に三叉神経痛の抑制効果も発表されその後日本国内ではてんかん治療薬としても使用されています。また、抗躁作用も報告され、その治療効果も確認されました。

焦点発作に単剤で用いるカルバマゼピンとピラセタム

てんかんはけいれんと意識障害を代表とする発作を引き起こすことが知られている疾患であり、その発作が反復して起こるということに盗聴があります。しかし、実際には意識障害の程度も、起こす動作についても違いが大きく、けいれんを伴わないこともあります。全般発作か焦点発作かによって意識障害のレベルが大きく異なり、その神経活動のレベルやパターンによって生じてくる症状も異なるからです。それに応じて適切な治療薬を用いていかなければならないため、てんかんの治療薬選択においては専門医の経験が大きな力を発揮します。焦点発作を起こす患者に対して最もよく用いられているのがカルバマゼピンであり、ほとんどの焦点発作に対してしっかりとした予防効果を発揮することが示されてきています。てんかん治療において長く使用されてきていることによって実績も信頼性も高く、焦点発作とわかればまずはカルバマゼピンを単剤で使用していくというところがスタート地点にされるのが一般的です。しかし、てんかんの種類にも多数あり、有効な治療方法がないものも多数あって試行錯誤を繰り返していくことも珍しくありません。しかし、良い治療薬の組み合わせが見つかることによって治療方法が確立されていくケースもしばしばあります。皮質性ミオクローヌスてんかんは治療が難しいものの一つですが、ピラセタムはその治療において他の抗てんかん薬と併用することによって発作を予防する効果が高まるということが明らかとなっています。単剤では効果がほとんどないものの、複数の治療薬を組み合わせることによって困難であった皮質性ミオクローヌスてんかんの発作の予防もできるようになってきているのです。